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ウッドデッキの素材、その種類と選び方

ウッドデッキとは

ウッドデッキとは、木材または木材と樹脂を混ぜ合わせた合成木材などで作られた屋外に設置される木製のテラスの事を指します。
椅子や机を置けば室内の延長空間としても使えますし、バーベキューをするスペースとしてもハンモックなどを置くにも最高の場所といえます。そんな素晴らしい空間であるウッドデッキですが、その素材には大きく分けて2種類あることをご存知でしょうか。

ウッドデッキの種類

一般的にウッドデッキに利用される木材は大きく分けて天然木(ハードウッドとソフトウッド)と人工材(防腐処理材と人工木材)があります。

ハードウッド(広葉樹)

・代表的な樹種:ウリン、イペ、セランガンバツ、アマゾンジャラ、ジャラなど
・主に赤道付近に分布する熱帯雨林材で、緻密で比重も重く硬質で高い耐久性を示す。

人工木材

・木材に似せて人工的に製造された木材で、プラスチックと木材の廃材をリサイクルした再生木材などがある。耐用年数などは製造メーカーにより異なります。

天然木をウッドデッキに使用する際のメリット

木の風合い

木にはイミテーションには出せない自然でぬくもりを感じられる質感があります。 木は直射日光にさらされても高温にならず、寒さの中でも冷たくなりすぎません。

自由な加工ができる

一木は道具さえあれば加工が簡単で、寸法や形状などを限定されず自由に設計し、組み立てることができます。般的に30cmサイズの方形で、パネルのように置いて施工する形になります。

天然木をウッドデッキに使用する際のデメリット

腐食・シロアリ対策が必要

木は樹種や木材の種類をよく選べば耐久力の高いウッドデッキを作ることができますが、やはり防腐処理・シロアリ対策は必要です。
防腐処理が施されていなければ、湿気による腐食だけでなくシロアリやカビからもウッドデッキを守ることがでるタイプの屋外用木材保護塗料で木材全体を塗装するようにしましょう。
組み立てる前にしっかり塗装するのがポイントです。

定期的なメンテナンスが必要

人工芝を敷くと虫が湧くイメージも少ないのですが、人工芝が虫の原因になることはないんですが、雑草対策をしていないと、雑草が、虫を引き寄せる原因になります。

人工芝近くに植木鉢やプランターがあると、虫が寄ってくる原因になるので虫避けハーブや、植物に影響のない防虫剤できっちり対策を忘れずに。木材保護塗料でしっかり塗装しても、ウッドデッキの天然木は風雨に晒されれば徐々に塗料が剥がれ、再塗装が必要になります。
年に一度ほどのペースで、最初に塗装したものと同じ種類の木材保護塗料でしっかり塗り直すようにしましょう。

樹脂木をウッドデッキに使用する際のメリット

耐久性が高い

樹脂木は木に近い質感に作られていますが、塗装や防腐処理をしなくても腐食せず、シロアリの被害も受けません。
天然木のように湿気の影響で変形することもなく、長年にわたり形状を保ち続けます。
防腐剤やシロアリ防除の薬剤を使用する必要もないため、小さな子供やペットがいるご家庭でも安心です。

サイズ・デザインのバリエーションが豊富

サイズやカラーが自由に選べるのも樹脂木のメリットの一つです。
紫外線に長時間晒されても色あせることがほとんどなく、天然木のように定期的に塗装し直す必要もありません。

樹脂木をウッドデッキに使用する際のデメリット

熱くなりやすい

樹脂木は天然木と比べて熱を吸収しやすく、よく日の当たる夏場にはかなり過ごしにくくなっていまします。

本物の質感にはかなわない

そもそもが、天然木の屋外使用時の弱点を補うという目的で作られた素材ゆえに、大きな弱点はありませんが、やはりイミテーションゆえに本物の木と比べると、質感は見劣りします。

『まとめ』

このように、ウッドデッキ素材の特性を知っておくとご検討に迷いが少なくなりますね。
以上をまとめると

1.樹脂製(人工木製)
樹脂と木粉で作られた人工素材。
色も選べ、耐久性があり維持管理が楽なデッキです。
ご新築はもちろん、お庭周りを一新される場合やお庭の部分的リフォームにもおすすめ。

2.天然木材(ハードウッド)
腐食しにくく耐久性が高いが自然素材の風合いが楽しめる。
質感を楽しみたいが維持コストや手間をほとんどかけたくない方におすすめ。
価格は樹脂製とだいたい同じ。

3.天然木材(ソフトウッド)
ハードウッドと比べると耐久性はだいぶ劣るが初期コストは低いのでお庭に取り入れやすい。
ただ、数年おきの塗装など維持に手間・コストがかかる(それでも寿命は8〜12年くらい)。雨のかからない場所では寿命伸びる

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